つるアイスバーグ から シュートが2本出てる!なぜ驚いているかというと、このアイスバーグは13歳なのだ。3歳ではない。
つるバラは古くなるとシュートが出にくくなるうえに、つるアイスバーグは古枝にもよく花が咲く、シュート更新をあまりしないバラ。つまり、シュートが出にくいバラなのだ。
実際、最初の数年を除くと2~3年に1本くらいのペースでしか根元からのシュート(ベーサルシュートという)は出なかった。(うちの場合、地植えで水をあげていなかったこともベーサルシュートが出なかった理由かもしれないが)現に今ある7本の主枝のうち5本は10年以上前からの枝だ。
これらの古い枝も普通に花を咲かせてはいる。問題は、花が咲く枝が、これらの枝の途中から出たシュート(サイドシュートという)から出たサイドシュートからのサイドシュートからのサイドシュートとなってしまい、年々花の咲く位置が上がって根元が寂しくなってしまうことだった。さらに、古くなって木質化した枝は固くなり固定され、向きも変えられなくなってしまう。
そう。ここで気づいた人もいると思うが、たとえベーサルシュートが出にくくても、サイドシュートは毎年出るので、枝としてはそれなりに更新されるため、バラの立場から見れば問題はない。スカスカした根元だってクレマチスでも這わせておけばいいだけのこと。あとは 冬の誘引時にカオスになる だけのことである。
昨年のシュートの根元から2本出ている。左側と左奥の枝は10年以上前の枝で太くて堅そうなのが見てとれる。しかし、こうやって見ると、去年出た枝はまるでアスパラガスのようだ。細くて弱っちい、まるで赤ちゃん。
古い枝を根元から剪定して、やっと新しい枝に更新することができそうだ。古い枝にいっていた養分が新しい枝の方に行くので、今年のシュートは来年には立派に育つことを期待している(まだ生まれたばかりなのに、親ばか)とはいえ、どの古い枝を根元から剪定すればいいのかは悩むところだ。一番弱ってそうな枝を切るべきなんだろうけど、よくわからない。来年の1月とかじゃなくて、花が終わったらもう切っちゃった方が新しい枝に養分がいくんだろうけど、そのタイミングで切るのもなんか怖い。どうしよう・・あ~こうやって悩んでいるうちにあっという間に冬になっちゃうんだろうな。。
とにかく、今は新しいシュートを来年以降の主枝とすべく、途中で折れないように大切に育てていこう!
このつるアイスバーグは、初めて植えたバラのため、最初の頃は剪定の仕方も誘引の仕方もよくわからず、枝が右にいったり左にいったり混乱した状態で固まっている。まぁそんな枝ぶりも可愛いのだが。。
つるバラのベーサルシュート
つるバラのベーサルシュートについてのポイント
- ・最初の数年は株元からシュートが勢いよく生えるが、以後は出にくくなる
- ・シュート更新が必要なバラと、古い枝でもよく咲かせるバラがある
- ・ブッシュの四季咲きバラと異なりピンチは不要でそのまま伸ばし冬に誘引
- ・冬まで横に倒さずに上方に真っすぐ育てる(冬に誘引出来ない程枝が固くなる品種は誘引しつつ育てる場合がある)
この つるアイスバーグ のシュートは木質化した親枝ではなく若い枝の根元から生えているので、やはり固くなった枝からはシュートが出にくいと思われる。根元の皮を取るとシュートが出やすいとう説もあるが、私は自然に任せるとしてそのままにしている。
ベーサルシュートを促す方法としては、他にこんな方法があるらしいけど、ベーサルシュートが出る前に古枝を切るのも花数が少なくなると思うと実際はなかなか難しいよね。
- ・花より枝の成長に養分がいくように、肥料を調整する
- ・冬に古枝を切る、強剪定をする
- ・冬に根切りをする
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